tyt-088

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管理番号: TYT-088
妖異通称: 口寄(くちよ)婆
危険レベル: レベル1
遭遇した場合はなるべく回避・退避します。物品や事象の場合、接触は避けるべきです。 このレベルの対象は直ちに脅威となる存在ではありませんが、関わりを持つことは避けるべきです。
対応状況: この妖異を目撃した場合は、帝国妖異対策局までご連絡ください。

[ なし ]

●お告げ様事件
昭和63年2月23日帝国内で、お告げ様と呼ばれる老婆の予言に従い騒動が発生。諸原因を調べたところ、お告げ様と呼ばれる老婆に口寄婆が取り憑き、老婆を操っていたことが判明しました。

●帝国全域で定期的に、老婆に取り憑いているのが発見されています。

本体は姿形がなく、まず行う活動としては老婆に取り憑いています。基本的な活動は悪戯がほとんどです。ただ口寄婆自体に、霊を呼び寄せ、未来予知や心を読む能力があり、それによって騒動が起きることもしばしばです。口寄婆に取り憑かれた老婆は、憑かれている間の記憶はなく、口寄婆が去った後に妖異対策局への連絡が入るため、どうしても対応が後手後手になる傾向があります。ただ口寄婆自体には悪意はなく、悪戯を楽しんでいるという傾向が見られます。

機密制限[丁級]
口寄婆の正体についての調査が行われており、妖異になったいきさつも判明しています。元々、■■県の口寄せ師として、依頼によって霊をその身に宿していた■■とされています。老齢になるまで人の願いによって霊を降ろし続けていたのですが、最後の口寄せの際、霊と己の魂が合体し妖異化、その事態を収めるために自害しました。しかし死しても妖異になることは逃れられず、姿なき者として帝国全域を徘徊しています。ただ本人が前向きなのか、妖異化しても老婆にとりつき、悪戯をすることで、鬱憤を晴らしているのではと考えられています。

あくまで行きすぎた悪戯の範囲でしか活動しないため、帝国妖異対策局では報告を受けるのみで、特段の対応をしていません。

懸賞金はかけられていません。




CREDIT

  • tyt-088.txt
  • 最終更新: 2019/05/09 19:40
  • by hachistudio