TYT-057 - 覇元族
管理番号: TYT-057
妖異通称: 覇元族
危険レベル: レベル2
遭遇した場合は直ちに退避行動を取ります。物品や事象の場合、近づくことも避けるべきです。
警戒すべき対象です。なるべく早い段階でその場から退避する行動を取るべきです。
対応状況:
監視中。
外観
関連事件
● [非公開]
広域情報
● なし。
ポイント
覇元族は群馬県■■■の■■■山系の支配を主張する鬼族です。古代より朝廷による支配に抵抗し続けてきたため妖異とされてきました。彼らは明治政府とも対立を続けていましたが、ロシアに対して非常に敵愾心を抱いているらしく、帝国がロシアと戦うこととなった際には覇元族の中から多くの志願兵が出兵しており、対妖異戦においては大きな戦果を挙げることとなりました。彼等の功績や、帝国がロシアに対抗する施政方針を貫いたことから、それ以降、覇元族は政府とも対話の姿勢を取るようになり、実質的に当該地域のゆるやかな独立が曖昧かつ暗黙に認められるようになりました。現在では、行政面においては通常の帝国の徴税や警察権を受け入れており、伝統文化行事においてのみ独立の意志が残されている状況です。また先帝陛下崩御の際は覇元族から勅使が派遣され哀悼の意を表明しました。
帝国の支配が及んでいるものの、人間は覇元族の支配域にあるひとつの集落に集められており、そこに行政機能の殆どが集中しています。また戸籍については、自主的な申告によって把握されているだけであるため、実体的な覇元族の人数はわかっていません。平成以降は観光事業にも取り組むようになっていましたが、観光客が立ち入れる区域は集落及びその周辺に限られています。
集落の商業施設等で接することができる覇元族は殆どの場合親切な対応をしてくれますが、覇元族は基本的に人に対して非常に強い警戒心を抱いていることを忘れてはいけません。歴史を非常に重んじる部族であり、観光に訪れたある人が、神話時代に覇元族をこの山中に追いやったとされる■■地方の人間であったという理由でトラブルが発生したこともありました。個人での接触もなるべく避けるようにした方が良いでしょう。
対応詳細
帝国妖異対策局では帝国警察庁・帝国公安調査庁との連携の下、覇元族の動向について監視を続けています。
懸賞金
懸賞金は掛けられていません。
映像情報
CREDIT
©2019 帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0