TYT-050 - ツァトゥグァ信仰
管理番号: TYT-050
妖異通称: ツァトゥグァ信仰
危険レベル: レベル3
遭遇した場合は対象に気付かれないよう最大限の注意を払いつつ退避してください。物品や事象の場合、直ちにその場から離れます。非常に危険な対象です。もし貴方の存在が相手に認識された場合、生命に関わる危機的状況に陥っていると考えるべきです。
対応状況: 捜査中
外観
関連事件
● ■■■人肉宴会事件
■国■■■において、ツァトゥグァ教会の信者■■名が海外からの旅行者■名を招いて人肉食の宴席を開きました。信者から誘われた旅行者の一人が気味が悪く思って断ったものの、執拗に付け回されたことから現地警察と大使館に通報。警察が場所を突き止め踏み込んだ時には全員が死亡していました。殆どの遺体は激しく損傷しており、中には身体の一部分しか残されていなかった者もいました。調査の結果、■■名の遺体を確認。お互いに身体を貪り喰っていたものと推測されます。
広域情報
● 世界各地にツァトゥグァ神を信仰する宗教組織が存在しています。
ポイント
ツァトゥグア神に対する信仰は、人類が誕生するより以前から存在していたと言われています。魔導書のである『エイボンの書』によると、かつて地球上の支配種として繁栄していたヘビ人間や、有史以前の亜人間たちから崇拝されていたことが記されています。古文献のひとつスミス写本によれば、古代の大陸ハイパーボリアや崑崙に住む人もツァトゥグア神を信仰していたとされています。
エイボンの書によると、ツァトゥグア神は、地球が生まれたばかりの頃に土星から飛来した旧支配者であるとされています。ツァトゥグア神は北極熊のような大きな体を持ち、その姿はヒキガエルに似た頭部でコウモリのような耳と体毛を持っているとされています。地下世界ン・カイに棲み、そこであらゆるものを引き寄せて貪欲に食する神であるとされています。
対応詳細
帝国妖異対策局では帝国公安調査庁や関連組織と連係して、ツァトゥグァを信仰する組織・団体の監視を行っています。
また一定条件以上の召喚儀式の進行状況が確認された場合、それが信者によるものではない単なる『遊び』だった場合であっても、儀式を強制的に中断、若しくは祭儀場を徹底的に破壊することができる『邪神召喚による破壊活動防止法』が平成30年の国会で成立しています。
懸賞金
ツァトゥグアを信仰する人物・団体組織についての有用な情報に対して、帝国公安調査庁より謝礼金が支払われます。
CREDIT
© 2019 帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0
画像はRuud Dirven氏によるTsathogguaより。CC-BY3.0