tyt-049

管理番号: TYT-049
妖異通称: 水の精霊
危険レベル: レベル1
 遭遇した場合はなるべく回避・退避します。物品や事象の場合、接触は避けるべきです。 このレベルの対象は直ちに脅威となる存在ではありませんが、関わりを持つことは避けるべきです。特に夏場に若い女性が近づくことはお勧めしません。
対応状況: 監視中。


TN80K-Hachiの訪問に思わずはじけるTYT-049を描画したもの。

● [非公開]

● 井の頭公園湧水口以外で確認されたことはありません。

 TYT-049は井の頭公園湧水口に出現する水の精霊の一種と考えられています。性別があるのかどうかは不明ですが、その言動から男性に近い存在であると推察されます。TYT-049の姿を見ることはできません。高度な霊視能力を有するものか、TYT-049が姿を見せたいと思った存在に対してのみ視認することが可能です。ただしTYT-049が望んだにも関わらずTN80K-Hachiにはその姿を確認することはできませんでした。

 TYT-049は一般的に美人とされる女性が湧水口に立ち寄った際に出現します。特に霊的な能力を持たない一般の人間である場合、対象はうっすらとした靄または水しぶきとして視認されるようです。

 春から秋口にかけての時期、女性が湧水口に長く留まっていると、水しぶきによって上着が濡れて下着がうっすらと見えてしまう状態に陥ってしまいます。霊能力者が対象に行ったインタビューによると、TYT-049はこれを『水による祝福です!』と主張しているとのことでした。本現象が、女性が風邪を引きかねない秋から冬にかけては発生しないことから、単なるセクハラである可能性について指摘する声が多くの女性からあがっています。逆に『これは単なる水による祝福だ!問題ない!』とTYT-049を支持する声が多くの男性からあがっています。

 TYT-049の姿を描画するため、帝国妖異対策局は警視庁異常事象課の霊視能力者を伴って湧水口に訪問。担当者が描画を終えるまでの間にTN80K-Hachiの上半身がずぶ濡れになってしまいました。描画終了後、湧水口を土砂で埋めてしまおうとするTN80K-Hachiを必死で押し留めた担当者が、疲労のため1日入院しています。これ以降、帝国妖異対策局ではTN80K-Hachiを湧水口に近づけないよう鋭意努力を続けています。

 懸賞金は懸けられていません。
《 お賽銭は弁天堂の方によろしく 》とのことです。




CREDIT

© 2019 帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0

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  • tyt-049.txt
  • 最終更新: 2019/06/29 07:56
  • by tytman