TYT-042 - 妖異の頭蓋
管理番号: TYT-042
妖異通称: 妖異の頭蓋
危険レベル: レベル3
遭遇した場合は対象に気付かれないよう最大限の注意を払いつつ退避してください。物品や事象の場合、直ちにその場から離れます。
非常に危険な対象です。もし貴方の存在が相手に認識された場合、生命に関わる危機的状況に陥っていると考えるべきです。
対応状況: 無力化済み。
外観
関連事件
● 平成3年12月にかけて■■の廃寺にて4体の首なし遺体が発見されました。それぞれの遺体は死亡してから半年以上立っていることが判明。廃寺のため普段は人が訪れることが殆どないため発見が遅れたものと見られています。最も損傷の激しかった遺体の手には巻き割り斧が握られており、近くに妖異のものと思われる頭蓋が割れた状態で転がっていました。
広域情報
● なし
ポイント
TYT-042は表面に呪術的な文様が施された食屍鬼の頭蓋です。■■周辺地域ではこの呪具が特定の動物や人間を引き寄せる効果があると信じられており、狩りや敵対する人間を呪殺する際に使われてきました。特定の動物というのが、どのような種類またはどのような状態の人間を引き寄せるのかについては、呪術を継承する家系の人間は固く口を閉ざしているため不明です。現在確認されているのは破壊されていたTYT-042のみであり、この呪具の具体的な生成方法や、現在どこにどれだけ存在しているのかについても分かっていません。
研究所の調査によって頭蓋は食屍鬼のものであることが確認されましたが、その種は帝国内で確認されているものと一致しませんでした。またこれまで■■周辺地域では食屍鬼それ自体確認されたことはありません。
対応詳細
帝国妖異対策局では頭蓋の捜索を行っております。危険な呪術が施されている可能性がありますので、目撃された方は決して近づいたり手に取ったりすることなく、速やかに最寄の警察若しくは帝国妖異対策局までご連絡ください。
懸賞金
頭蓋を確保した場合、妖異対策庁より報奨金が支払われます。
CREDIT
© 2019 帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0