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TYT-113 カラドボルグ

管理番号: TYT-113
妖異通称: カラドボルグ
危険レベル: レベル3
遭遇した場合は対象に気付かれないよう最大限の注意を払いつつ退避してください。物品や事象の場合、直ちにその場から離れます。 非常に危険な対象です。もし貴方の存在が相手に認識された場合、生命に関わる危機的状況に陥っていると考えるべきです。
対応状況: 監視中。


カラドボルグを手にマウントを仕掛けてくるスージーさん

●帝国ホテルスイートルーム宿泊無料強要事件
英国人女性が帝国ホテルに押しかけ、高貴な自分の身分に相応しい部屋を用意しろ(無料で)と強要した事件。女性は自分がウェールズの英雄であると主張し、その証拠としてカラドボルグと言う名称の剣をフロントに突き付けたため、ホテル側が警察に通報、女性は直ちに拘束されました。

●英国情報機関によるとカラドボルグは世界に唯一つしか存在しないそうですが、所持者が旅行好きの場合、英国パスポートが通用する国々にも出現する可能性があります。

カラドボルグはウェールズの伝説に登場する剣の名称です。伝説によるとこの剣は3つの山の頂を切り落としたと伝えられています。英国情報機関によるとこの剣を手にした者は、自分のことをアルスター伝説の英雄フェルグス・マク・ロイヒの子孫であると信じるようになってしまうとのことでした。スージーさん自体はロンドン在住の女子大学生で普通の人間です。

カラドボルグは、所持者の性格を反映・助長するため、所持者毎に取られる行動や態度は異なります。例えばスージーさんの場合は、何かにつけて自分の我が儘な要求を無理やり押し通そうとする傾向が出ているようです。要求中はカラドボルグをちらつかせて威嚇しつつ、会話では常にマウントを取ろうとします。要求が通らない場合、先の事件のように剣を突き付けることがありますが、その場合でも相手に万が一にも怪我をさせたりすることが無いように、十分距離を取るなど一定の配慮を取っているようです。

またカラドボルグが誰によって所持されるのかについてはカラドボルグ自体によって決定されているらしく、カラドボルグが所持者から離れようと決めた場合、所持者はカラドボルグを放置したり他人に譲渡するといった行動を取るようです。

英国情報局がカラドボルグを認知して以降、何度も所持者が変わっていますが、これまでのところウェールズ生まれの若い女性に限定されています。所持者にそのことについてインタビューを実施したところ、

「もう血なまぐさいのは嫌なん。もう今後の所持者は女の子限定にするん。」

と答えたとのことです。これまでのところカラドボルグ所持者による刃傷沙汰は発生していません。しかし、所持者自体は数多くの小さなトラブルを引き起し続けており、そのほとんどが強要罪相当のものとなっています。

カラドボルグ所持者が帝国に来訪した際は、英国情報機関より帝国公安調査庁を通して帝国妖異対策局に連絡が入るよう取り決めが交わされています。またこれまで刃傷事件は発生していないものの、剣自体は殺傷能力が十分あると認められるため脅威レベルをレベル3に設定しています。カラドボルグを目撃した場合は、不用意に接近せず、帝国公安調査庁若しくは帝国妖異対策局までご連絡ください。

懸賞金は掛けられていません。


CREDIT

© 2019 HachiStudio
License: CC BY 4.0
画像はpixabayより引用(Pixabay License)。

  • tyt-113.txt
  • 最終更新: 2019/06/07 15:20
  • by hachistudio