tyt-032

以前のリビジョンの文書です


管理番号: TYT-032
妖異通称: 高慢なゴブレット
危険レベル: レベル2
遭遇した場合は直ちに退避行動を取ります。物品や事象の場合、近づくことも避けるべきです。 警戒すべき対象です。なるべく早い段階でその場から退避する行動を取るべきです。
対応状況: 聖倉院にて保管。


TYT-032

● ■■■国大使毒殺未遂事件
■■■■国政府主催の晩餐会で、TYT-032でワインを飲んでいた■■■国大使の容態が突如悪化し付近の病院へ緊急搬送されました。その後、ワインの中に中毒症状を引き起こす成分が含まれていたことが確認されています。本事件は大きな外交問題に発展し、■■■■国と一時的な緊張状態が発生しましたが、その後、原因が妖異によるものであることが判明したことにより、事態が収拾されました。

● なし

TYT-032は16世紀に欧州にて作られた側面に女性の顔が施された金属製のゴブレットです。霊能力を有する者の中には、このゴブレットが言葉を話していると証言する者もいるようですが、騒音計による音量測定では、今のところ音が検知されたことはありません。

このゴブレットに飲み物を入れるとその成分に変化が発生します。如何なる条件においてどのような変化が生じるかについて、当初、科学捜査研究所にて実験が行われていましたが、その規則性を掴むことはできませんでした。実験に立ち会った警察庁妖異特捜部の担当者が、このゴブレットが周囲を罵倒する言葉を絶叫していると証言したことから、これを土御門研究所にて調査することとなりました。

調査の結果、TYT-032には16世紀中頃のガリア地方に存在していた■■■公国で生成されたことが判明しました。調査に加わった霊能者が対話を試みましたが失敗しています。霊能者によると、こちらからの言葉に対して反応することはほとんどなく、それを無視して一方的にゴブレットが話し続けているということです。

試みにゴブレットにワインを投入し、■■■公国やゴブレットを存分に誉めそやした後にこれを試飲したところ、甘味が増していることが判明しました。また同じ条件下であっても、(世間一般的に美人と見られている)若い女性研究員が試飲した場合、渋みやエグ味が増すことが確認されています。同じ条件下で(世間一般的にイケメンと見られている)若い男性研究員が試飲した場合には、非常に甘味が増すことも確認されています。

補遺1:
■■■■国は第一次世界大戦後に新しく作られた国家であり、その成立過程において周辺諸国を大きな動乱に巻き込んだことが、■■■公国が消滅する大きな要因となっています。

補遺2:
ワイン以外の飲み物を注いだ場合、成分の変化はあまり見られないようです。

現在は帝国聖倉院に保管されています。

懸賞金は懸けられていません。




CREDIT

  • tyt-032.1560927021.txt.gz
  • 最終更新: 2019/06/19 15:50
  • by tytman