tyt-006

管理番号: TYT-006
妖異通称: 孤独な奏者
危険レベル: レベル2
遭遇した場合は直ちに退避行動を取ります。物品や事象の場合、近づくことも避けるべきです。 警戒すべき対象です。なるべく早い段階でその場から退避する行動を取るべきです。
対応状況: 監視中。


妖異の映像。

● ヨウム・ツァン氏失踪事件
昭和43年4月 チェロ奏者のヨウム・ツァン氏が帝国に来訪した際、ドライブに出かけたまま失踪した事件。その後、賢明な捜索が続けられてきたが手掛かりさえ掴むことができず、当時は神隠し事件として話題となった。

● 当該地域以外での目撃情報はありません。

この妖異は令和3年に当該海域の海中を移動中のTN80K-Hachiによって発見されました。本妖異は海中でチェロを弾く石像です。チェロには弦は張られておらず、演奏による音も発生していません。音波は一切観測されないものの、後に派遣された調査ダイバーらは「チェロから音楽が聞こえてきた」と証言しています。その後、妖異の運指や運弓を観察した結果、この石像はヨハン・ゼバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲を演奏していることが判明しました。

本妖異に対する意思疎通の試みはすべて失敗しています。単なるオートマタの可能性も存在していますが、その場合の動力源は不明です。本妖異の背後数メートルの場所には、ヨウム・ツァン氏が失踪時に乗っていた車が沈んでいました。妖異の半径5メートル内に近づくと、この車の片側のライトが、電球自体は破損しているにも関わらず点灯し周囲を明るく照らします。

人が遭遇する可能性及び危険性が低いため、危険レベル2に設定しています。

懸賞金は懸けられていません。




CREDIT

©2019 帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0
画像はpixabayより引用(Pixabay License)。


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  • tyt-006.txt
  • 最終更新: 2019/11/12 19:42
  • by tytman