tale-kagemusume

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tale-kagemusume [2019/05/06 07:37]
hachistudio
tale-kagemusume [2019/06/04 16:45] (現在)
hachistudio
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-{(rater>​id=kagemusume1|name=評価|type=rate)} 
 ====== 普通の妖異だったのに転生したら悪役令嬢に生まれ変わっていた件 ====== ====== 普通の妖異だったのに転生したら悪役令嬢に生まれ変わっていた件 ======
  
ライン 10: ライン 9:
 みんなから忌み嫌われ、追いつめられ、そして……世界から見捨てられた。 みんなから忌み嫌われ、追いつめられ、そして……世界から見捨てられた。
  
-いや違う……。+いや違う。 
 + 
 +最後……死の直前に誰かがわたしを救ってくれた。 
 + 
 +誰かがわたしの魂に救いを与えてくれた
  
-最後、死直前に誰かがわたしを救ってくれた。+そう……あ人はわたしに約束してくれた。
  
-誰かがわたしの魂を与えてくれた。そうあの人は……。+わたしがどこにいようと必ず会いに来てくれると……。
  
 「わたし待ってるからっ!」 「わたし待ってるからっ!」
  
-絶叫しつつ、わたしはベッドで跳ね起きた。私を起こしに来てくれたメイドが目を丸くしてわたしを見つめている。+絶叫しつつ、わたしはベッドで跳ね起きた。起こしに来てくれたメイドが目を丸くしてわたしを見つめている。
  
 「お嬢様!? どうされました!? 」 「お嬢様!? どうされました!? 」
ライン 32: ライン 35:
 彼女はどんなに辛いときもわたしの傍にいてくれて、どんなときでもわたしの味方になってくれる、わたしにとって大切な友人だ。\\ ​ 彼女はどんなに辛いときもわたしの傍にいてくれて、どんなときでもわたしの味方になってくれる、わたしにとって大切な友人だ。\\ ​
  
-いや、友人というよりお母さん? なんて言ったらお母様に悪いかな。+いや、友人というよりお母さんみたいな……なんて言ったらお母様に悪いかな。
  
 「今日は生徒会選挙。わたしの学園生活にとって天王山となる大事な日よ。だからきっと緊張して変な夢を見たんだと思うわ。」 「今日は生徒会選挙。わたしの学園生活にとって天王山となる大事な日よ。だからきっと緊張して変な夢を見たんだと思うわ。」
ライン 42: ライン 45:
 彼女の胸に飛び込んで思いっきり甘えながら、わたしは頭の中で膨らみ続ける不安を打ち消そうとした。 彼女の胸に飛び込んで思いっきり甘えながら、わたしは頭の中で膨らみ続ける不安を打ち消そうとした。
  
-しかしその不安は秒を刻むごとにより強固な確信へと変化していく。きっとそうだ+けど、不安は秒を刻むごとにより強固な確信へと変化していく。きっと間違いない
  
-今朝わたしが見た夢は、間違いなくわたしの前世の記憶だ。+今朝わたしが見た夢は、わたしの前世の記憶なんだ。
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-前世の私は妖異だった。それはつまり世界の理から外れた存在だったということ+前世の私は妖異だった。それはつまり世界の理から外れた存在だったということ。
  
-わたしは山奥の寒村で人々の目から隔離されて育てられていたが、限界集落だった村から人がいなくなってしまい、わたしはひとり街へとていくことにした。+わたしは山奥の寒村で人々の目から隔離されて育てられた。やがて過疎化進んで村から人がいなくなってしまい、わたしはひとり街へと降りていくことにした。
  
-世間の常識持ち合わせておらず、人でないわたしは行く先々で騒動を起こし、そして追い払われた。+世間の常識なんて持ち合わせておらず、人さえないわたしは行く先々で騒動を起こし、そして追い払われた。
  
-最後に辿り着いたのはその世界でもっとも大きな都。+街から街へと流れて最後に辿り着いたのはその世界でもっとも大きな都。
  
-沢山の人が集まる都会では、わたしのような妖異が一匹紛れ込んだところでさしたる問題とはならなかった。+都会はわたしにとって住みやすい場所だった。 
 + 
 +沢山の人群れう中に、わたしのような妖異が一匹紛れ込んだところでさしたる問題とはならなかったから
  
 わたしは都会の闇に紛れ込み、盗みを働くことで生活を続けていた。 わたしは都会の闇に紛れ込み、盗みを働くことで生活を続けていた。
ライン 62: ライン 67:
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-ある日、警察から追われて捕まりそうになった。そのとき、あの男に出会った。+ある日、通行人から財布を盗んで警察に追われていたわたしは、あやうく捕まりそうになった。 
 + 
 +してあの男に出会った。男はわたしを警察からかくまってくれた。 
 + 
 +それ以来、わたしと男の不思議な関係が始まった。
  
 あの男は乱暴な人間で周囲から恐れられていたみたいだったけど、何故かわたしには優しくしてくれた。 あの男は乱暴な人間で周囲から恐れられていたみたいだったけど、何故かわたしには優しくしてくれた。
ライン 78: ライン 87:
 男との生活はわたしにとって初めての家族の温もりを与えてくれた。 男との生活はわたしにとって初めての家族の温もりを与えてくれた。
  
-それは仮初のものだったけど、もう孤独に戻れなくなってしまった。+それは仮初のものだったけど、その頃のわたしはもう孤独に戻れなくなってしまっていた。
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-そしてある日、男が殺されたということを男の仕事先で知らされた。+ある日、あの男が殺されたということを男の仕事先で知らされた。
  
-わたしは怒りに震た。復讐心が私全て支配した。+わたしは絶望に囚われ、それから怒りに身をわせた。わたしからあ奪った奴が許せなかった。
  
-今になって思えば、それはただ自分が孤独に戻ってしまう恐怖から目を逸らしたかっただけなのかもしれない。+復讐心が私の全てを支配した。 
 + 
 +今になって思えば、ただ自分が孤独に戻ってしまう恐怖から目を逸らしたかっただけなのかもしれない。
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ライン 94: ライン 105:
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-最後の時、それが警察だったのかどうかよくわからないけれど、とにかく秩序を守る側の人間にわたしは追いつめられた。+わたしの最後の時、それが警察のかどうかよくわからないけれど、とにかく秩序を守る側の人間にわたしは追いつめられた。
  
 どうせすぐに消える命だった。 どうせすぐに消える命だった。
  
-わたしは破れかぶれになって彼女と戦って……そして敗れた。+わたしは破れかぶれになって彼女と戦……そして敗れた。\\ 
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ライン 104: ライン 115:
 彼女からすればわたしはただの大量殺人犯。 彼女からすればわたしはただの大量殺人犯。
  
-唾棄すべき存在にしか過ぎない。+唾棄すべき存在に過ぎない。
  
 わたしはこの世の最後に、わたしを憎み蔑む目を睨み返してやろうと思って彼女を見上げた。 わたしはこの世の最後に、わたしを憎み蔑む目を睨み返してやろうと思って彼女を見上げた。
  
-「あの……局長助けてくださっありございます+意外なことに、彼女は悲し気に潤んだ瞳でわたし見つめいた。そしてどこか寂しくて優しい笑顔を浮かべならこ言った
  
-彼女はどこ悲し気しい笑顔べながら、そことを言っ+「あの……局長を助けてくださってありがとうございました。」 
 + 
 +彼女が何を言っているのよくわからなかった。 
 + 
 +復讐のために向かった地下組織、監禁されていたらしい女性何人も解放したから、 
 + 
 +の中に彼女の大切人がいたのかもしれない。 
 + 
 +「ふっ……。」 
 + 
 +わたしに止め刺す段になって、口から出てくる葉がお礼て……。 
 + 
 +「ふふふっ……
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ライン 120: ライン 143:
 わたしを苦しめるだけだった世界を呪って呪って呪って死んでやろう。 わたしを苦しめるだけだった世界を呪って呪って呪って死んでやろう。
  
-そう思っていたわたしの心の壁が一気に崩壊した。+そう思っていたわたしの心の壁が一気に崩壊した。\\  
 +{{:​kagemusume1.jpg?​400}}
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-「きっと……わたしは地獄へ落ちるんだろうなぁ……たくさん殺しちゃったし……」+「あぁ……」 
 + 
 +なんだか全てが馬鹿らしくなってきた。わたしが主演のとってもつまらない喜劇。 
 + 
 +観客は誰もいない、ただただ長いだけの三流映画だったけど、 
 + 
 +それもあともう少しで終わり。 
 + 
 +「きっと……わたしは地獄へ落ちるんだろうなぁ……たくさん殺しちゃったし……でも……」
  
-でも地獄だっていい、もしかしたらあの男がいるかもしれない孤独なければそこがいい。+地獄だっていい、もしかしたらあの男がいるかもしれない孤独じゃなければそこがいい。
  
-でも……もう一人はいやだなぁ……。」+「もう一人はいやだなぁ……。」
  
 聞こえないほど小さな声だったはずなのに、彼女は目に涙を浮かべてわたしの手をとった。 聞こえないほど小さな声だったはずなのに、彼女は目に涙を浮かべてわたしの手をとった。
  
-「局長の恩人は私にとっても大切な恩人です。そんな大事なに寂しい思いをさせるわけにはまいりません。+「局長の恩人は私にとっても大切な恩人です。そんな大事なに寂しい思いをさせるわけにはまいりません。
  
 なので……なのでわたくし必ず貴方のところへお伺いします。貴方がどこにいようと必ずです。 なので……なのでわたくし必ず貴方のところへお伺いします。貴方がどこにいようと必ずです。
ライン 146: ライン 178:
 「ねっ、お約束しましたよ。」 「ねっ、お約束しましたよ。」
  
-わたしのほとんどが世界から消失していく中、わたしが応えた言葉は彼女に届くのだろうかでもそんなことはもうどうでもよかった。+わたしのすべてが世界から消失していく中、わたしが応えた言葉は彼女に届くのだろうか。 
 + 
 +でもそんなことはもうどうでもよかった。
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ライン 212: ライン 246:
 端からみたら本当におまぬけな会話だし、わたしもそう思ってはいるけれど、 端からみたら本当におまぬけな会話だし、わたしもそう思ってはいるけれど、
  
-こうして確認することで頭の中の混乱が徐々に落ち着きを取り戻していった。+こうして確認することで頭の中の混乱が徐々に収まり、落ち着きを取り戻していった。
  
 Hachiは凄く心配そうな顔してるけど……。 Hachiは凄く心配そうな顔してるけど……。
ライン 257: ライン 291:
 License: [[https://​creativecommons.org/​licenses/​by/​4.0/​deed.ja|CC BY 4.0]]\\ ​ License: [[https://​creativecommons.org/​licenses/​by/​4.0/​deed.ja|CC BY 4.0]]\\ ​
  
 +{(rater>​id=kagemusume1|name=評価|type=rate)}
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  • 最終更新: 2019/05/06 07:37
  • by hachistudio