TYT-010 - 影女

管理番号:TYT-010
妖異通称:影女
危険レベル:レベル3
遭遇した場合は対象に気付かれないよう最大限の注意を払いつつ退避してください。物品や事象の場合、直ちにその場から離れます。 非常に危険な対象です。もし貴方の存在が相手に認識された場合、生命に関わる危機的状況に陥っていると考えるべきです。

対応状況:
平成■■年■月■日 帝国妖異対策局によって無力化に成功しています。


事件当日の深夜、TYT-010と対峙するに至ったものの、この時は取り逃がしてしまいました。

●[非公開]

機密制限:乙級

機密制限:乙級

■■■大使館地下風俗襲撃事件
平成20年に発生した■■■大使館テロ襲撃事件は、テロリストにより13名の死傷者を出したと報道されています。 これはカバーストーリ―であり、実際には同大使館を影女が襲撃し■■名の死者と■■名の重軽傷者を出すという事件が発生していました。当時の■■■大使■■・■■■は、要妖異監視団体に指定されている売春組織「花街」と手を組み、同大使館の地下で、各国の要人を対象とした違法風俗を運営していました。花街では、妖異を使って女性を誘拐し、妖異からもたらされた技術を使ってこれを洗脳するだけでなく、時には半妖化施術まで行って顧客の異常な性癖にも対応していたことが明らかとなっています。

この事件において、影女による死傷者のほとんどが大使館・花街関係者であったことから、何らかの経緯で、大使館の地下で行われていたことを知った影女が義憤にかられて襲撃に及んだのではないかと推察されています。

事件収束後は、ほとんどの女性が治療・カウンセリングを受けてから解放されています。半妖化施術によって元の状態に回復困難なものについては、土御門研究所若しくは財団に収容、希望者には安らかな終了措置が採られました。

Report011 - 人外っ娘☆倶楽部急襲

●帝都以外での目撃情報はありません。

TYT-010には影女という通称が付けられています。十分な研究が行われないまま処分がなされてしまったため、その実態についてはほぼ何もわかっていません。ただ帝国妖異対策局による捜査・排除までの過程において以下のことが判明しています。

1.TYT-010が暗所にいて目を閉じている場合、実体に触れることができない(そのため傷つけるこが不可能となる)。
2.強い光を当てることで実体に触れることができるようになり、物理的な損傷によってダメージを与えることが可能。
3.暗所にいた場合でも目を開いている間は実体に触れることが可能。
4.音を立てずに歩くことができる。
5.ナイフのように鋭い爪を持っている。

事件中に何人かの女性たちと会話や、Hachiとの会話の内容からTYT-010には知性があり、10代~30代の女性の不遇な状況に共感できる感性を持っていたものと考えられています。

帝国妖異対策局は花街構成員の確保と逃げたTYT-010による被害が広がることを防ぐため、事件後すぐに調査を開始しました。何度か取り逃がしはしたものの、事件二日後の夕刻には影女を浜松町の■■桟橋に追いつめることに成功。影女はHachiとの格闘の末に消失。[終了]が確認されました。

戦闘終了直後のログ

補遺1:
事件以降、最後に影女が消失した桟橋には常に花束が添えられています。

補遺2:
令和■年■月。何者かが桟橋に小さな観音像を設置。以来、この場所は女性を不幸な恋愛から守ってくれるパワースポットとして口コミが広まり、多くの女性が訪れるようになっています。

懸賞金はかけられていません。


CREDIT

(C) 2019 HachiStudio/帝国妖異対策局
License: CC BY 4.0

  • tyt-010_-_優しき殺人鬼.txt
  • 最終更新: 2019/04/19 17:44
  • by hachistudio