帝国公安調査庁

帝国公安調査庁

帝国公安調査庁が監視対象に指定している団体組織のうち、妖異と関連する疑いがあるものについての情報が帝国妖異対策局に提供されています。

「花街」の歴史は吉原よりも古いと考えられており、江戸時代初期に書かれた文献の中には、その頃花街が既に存在していたことを示しているものも少なからず存在します。御蒲神宮に残された古文献には、花街の設立者が真言立川流の破戒僧■■であり、■■は妖異や呪術を使って時の有力者たちに暗黒の快楽を提供することで自身の勢力を伸ばしていった経緯が記されています。同文献によると、花街の遊女の中には人体に異常な施術をされたものや、強制的に半妖へと変異させられた者が数多あり、殆どの遊女たちは奴隷のように酷使されたあげく、その最後は悲惨な末路を迎えていたとの記述が残されています。花街の存在は表の歴史の上に出てくることはなく、そのため帝国正史においてもその名前が上がることはありません。歴史学者の中には、花街の実在を否定するものも多く、花街を否定しない学者であったとしても、それが現在に至るまで続いていると考える者はほとんどいません。

しかしながら、歴史的な連続性の有無に関わらず、花街を名乗る妖異の力を利用した地下売春組織が存在していることは間違いありません。現在発生し続けている妖異関係の事件の一部において、花街が関係している証拠が出ているものがあり、花街が現代においても活動を続けていることは確かです。

[検閲]大使館襲撃事件の結果、花街の実体については僅かではあるもののその一端を掴むことができました。花街は特定のエスタブリッシュメントを顧客層とする「人外っ娘倶楽部」と一般富裕層を顧客とする「モンスター☆ギャルズ」を複数の拠点で営業しています。いずれも非常に高額な入会金と月会費を要求されることとなりますが、それは個人情報セキュリティに万全の体制を整えているためであることが、事件時に回収された入会冊子に記されていました。

帝国妖異対策局では花街に関係する人物を発見次第、その身柄の確保を行います。遊郭の場所が特定できた場合には、各方面との連携の下、被害者の身柄の安全を確保しつつ、関係者及び顧客の逮捕、妖異の排除を行います。

関連資料

映像資料

「暗黒禁忌団」は、英国人のオットー・ヴィニングスと画家の東園寺行水らによって1903年設立された芸術家集団。オットー・ヴィニングスが英国において魔術儀式のためとして多数の少女殺害容疑が掛けられていたこと、また東園寺行水は日露開戦に強く反対し過激な平和活動を続けていたことから、設立当初から帝国公安調査庁により監視対象とされていました。

CREDIT

©2019 HachiStudio
License: CC BY 4.0
画像はpixabayより引用(Pixabay License)。

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  • 最終更新: 2019/08/21 18:38
  • by tytman